自宅で簡単!健康体操ビデオ

指先を動かして脳を活性化!座ってできる簡単体操で心も体もスッキリ

Tags: フレイル予防, 認知症予防, 脳トレ, 指先運動, 座ってできる

はじめに

毎日の生活の中で、指先を意識して動かす機会は意外と少ないかもしれません。しかし、指先にはたくさんの神経が集まっており、私たちの脳と密接につながっています。指先を動かすことは、脳を刺激し、心と体の健康を保つ上でとても大切なことなのです。

今回は、ご自宅で椅子に座ったまま、どなたでも簡単にできる指先体操をご紹介いたします。難しい動きはありませんので、安心して、ご自身のペースで無理なく始めてみましょう。

なぜ指先運動が大切なのでしょうか

指先を動かすことが、なぜ私たちの健康に良いと言われるのでしょうか。その理由をいくつかご紹介します。

座ってできる!簡単指先体操のご紹介

それでは、ご自宅で椅子に座ってできる、簡単な指先体操をいくつかご紹介します。安全に気をつけながら、ゆっくりと行いましょう。

準備:椅子に深く腰掛け、背筋を軽く伸ばします。足は床にしっかりとつけ、無理のない範囲で行いましょう。

1.グー・パー体操

この体操は、指の柔軟性を高め、血行を良くするのに役立ちます。

  1. 手のひらを上に向けて、指をまっすぐに伸ばします(パーの状態)。
  2. ゆっくりと指を曲げて、握りこぶしを作ります(グーの状態)。このとき、親指は外側でも内側でも、ご自身がやりやすい方で構いません。
  3. この「グー」と「パー」の動きを、ゆっくりと10回繰り返します。
  4. 左右の手を交互に行ったり、両手同時に行ったりしてみましょう。

ポイント: 指一本一本がしっかり動いていることを意識して、ゆっくりと大きく動かすことを心がけてください。

2.指回し体操

指の関節を柔らかくし、脳に多様な刺激を送ります。

  1. まず、親指と人差し指の指先を合わせて、軽く輪っかを作ります。
  2. その輪っかを保ったまま、親指と人差し指を、ゆっくりと回すように動かします。右回しと左回しをそれぞれ行います。
  3. 次に、親指と中指、親指と薬指、親指と小指というように、順番に他の指でも同じように行います。各指で5回ずつ回してみましょう。

ポイント: 指の付け根からしっかり動かすイメージで行うと、より効果的です。

3.指タッピング体操

指の感覚を研ぎ澄ませ、集中力を高めるのに役立ちます。

  1. 手のひらを軽く開いて、テーブルやご自身のひざの上に置きます。
  2. 親指以外の指を、一本ずつ「トントン」と軽くたたくように動かします。まず人差し指、次に中指、薬指、小指と順番に動かしてみましょう。
  3. 今度は、親指から小指まで、ご自身の好きな順番で自由に「トントン」と動かしてみます。
  4. これを1分程度、楽しみながら行います。

ポイント: 指の動きに集中することで、脳の活性化につながります。音が鳴っても構いませんので、リラックスして行いましょう。

4.ゆっくりじゃんけん体操

脳の指令と指の動きを連動させ、判断力や器用さを養います。

  1. ご家族と一緒に、またはご自身で左右の手を使い、普段よりもゆっくりとしたペースで「じゃんけん」を行います。
  2. 「最初はグー、じゃんけんポン」と、声を出しながら、ゆっくりと指の形を作ります。
  3. グー、チョキ、パーの形を、普段よりも時間をかけて、指一本一本を意識しながら正確に作ってみましょう。
  4. これを5回程度行います。

ポイント: 手の形を正確に作ろうとすることで、脳への良い刺激になります。間違いを気にせず、楽しみながら行うことが大切です。

指先体操で期待できること

これらの指先体操を続けることで、次のような良い変化が期待できます。

続けるためのヒント

どのような運動も、続けることが大切ですが、無理は禁物です。

運動を行う上での大切な注意点

安全に運動を行うために、次の点に注意してください。

おわりに

指先体操は、特別な道具も広い場所も必要なく、いつでもどこでも、気軽に始められる健康習慣です。毎日の生活に少しずつ取り入れることで、脳を活性化し、心も体も健やかに、生き生きとした毎日を送るためのお手伝いとなることでしょう。

ぜひ、ご自身のペースで楽しみながら続けてみてください。